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四捨五入
[Java] 小数の切り捨て、切り上げ、四捨五入
- 2012-09-02 (日)
- Java
小数点以下の任意の桁での四捨五入には、BigDecimalクラスの setScale() を使うのが簡単です。
使用方法
まず、BigDecimalオブジェクトを生成します。
今回は変換対象値として「1.2938」を使います。
double val = 1.2938; BigDecimal bigDecimal = new BigDecimal(String.valueOf(val));
生成されたオブジェクトの setScale() で任意の四捨五入処理を実行します。
第1引数に処理対象小数桁、第2引数に処理モードを指定します。
第1引数に指定する値は、0が小数第1位、1が小数第2位を表します。以降も同様で指定数値が「指定数値+1」の小数桁を表します。
第2引数の処理モードにはRoundingMode列挙型定数のいずれかの値を指定します。
定数値およびその意味は次のとおりです。
定数値 | 内容 |
---|---|
CEILING | 切り上げ(正の無限大に近づくように丸める) |
DOWN | 切り捨て(0に近づくように丸める) |
FLOOR | 切り捨て(負の無限大に近づくように丸める) |
HALF_DOWN | 五捨六入(もっとも近い数字に丸める) |
HALF_EVEN | 偶数の場合はHALF_DOWN、奇数の場合はHALF_UPのように動作する (もっとも近い数字に丸める) |
HALF_UP | 四捨五入(もっとも近い数字に丸める) |
UNNECESSARY | 何もしない(丸めが必要でないことを表す) |
UP | 切り上げ(0から離れるように丸める) |
BigDecimal#setScale() の返り値はBigDecimalオブジェクトなので、doubleValue() でデータを取り出します。
こんな感じで使用します。
//==== 小数第2位で切り上げ ====// double v1 = bigDecimal.setScale(1, RoundingMode.CEILING).doubleValue();
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