[Android] プリファレンスでデータ保存

AndroidではファイルやDBなどデータを保存する仕組みがいくつかありますが、ユーザー名やパスワードなどのアプリケーション内部で使うちょっとしたデータを保存する程度であればプリファレンスを使うことをお勧めします。

プリファレンスは大規模なデータ保存には向きませんが、ファイルやDBを使うよりも簡単にデータの読み書きができます。
 

• 設定保存
• 設定読み込み
• 保存場所
• 関連サイト

設定保存

PreferenceManager#getDefaultSharedPreferences() でSharedPreferencesオブジェクトを取得、更にこのオブジェクトの edit() でEditorオブジェクトを取得します。

SharedPreferences pref = PreferenceManager.getDefaultSharedPreferences(context);
Editor editor = pref.edit();

 
Editorクラスには各データ型に対応した設定メソッドが用意されています。
主要な設定メソッドは以下の通りです。

 
いずれのメソッドも第1引数にキー、第2引数に設定値を渡すようになっています。
キーというのは個々のデータを識別するための任意の文字列で、読み込み時はこのキーを指定して対象データを引っ張ってくることになります。
 

上記メソッドでデータ設定した後、commit() を呼び出すことでプリファレンスが保存されます。

public void save() {
    //==== Editorオブジェクトを取得 ====//
    SharedPreferences pref = PreferenceManager.getDefaultSharedPreferences(context);
    Editor editor = pref.edit();

    //==== データ設定 ====//
    editor.putString("キー", "保存値");

    //==== 確定 ====//
    editor.commit();
}

設定読み込み

保存時と同様で PreferenceManager#getDefaultSharedPreferences() でSharedPreferencesオブジェクトを取得します。
 
SharedPreferencesクラスには各データ型に対応した取得メソッドが用意されているので、取得対象とするデータに合わせて適切なメソッドを使用します。

主要な取得メソッドは以下の通りです。

 
いずれのメソッドも第1引数に保存時に設定したキー、第2引数にデフォルト値を渡します。

public void load() {
    SharedPreferences pref = PreferenceManager.getDefaultSharedPreferences(context);
    String hoge = pref.getString("キー", "デフォルト値");
}

保存場所

プリファレンスのデータはXML形式で保存され、ファイル本体は以下の場所に格納されます。
「/data/data/[パッケージ名]/shared_prefs/[ファイル名].xml」
 

関連サイト

Developers：SharedPreferences
 
 

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