- 2012-11-06 (火) 0:40
- C#
通常のアプリケーションとは異なり、サービスはVisualStudioから直接実行することは出来ません。
そのため、デバッガを使ってデバッグするためには一定の手順を踏まなければなりません。
インストール
サービスのインストールにはVisual Studio付属の「installutil.exe」というコンソールツールを使用します。
このツールはVisual Studioのインストールフォルダ内にあるのですが、階層が深く毎回移動するのは面倒です。
Windowsメニューの中の「Visual Studioコマンドプロンプト(*)」を使うとVisual Studioインストールフォルダへのパスが通っていますので、特別な理由がない限りはこちらを使うことをお勧めします。
*Visual Studio 2010 の場合
[Windowsメニュー] -> [Microsoft Visual Studio 2010] -> [Visual Studio Tools] -> [Visual Studio コマンド プロンプト (2010)]
インストール時はコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。
installutil.exe [サービスファイル]
[サービスファイル]部分には拡張子を含めた形でサービス実行ファイルを指定します。
例えば、サービス実行ファイルが「hoge.exe」だった場合は次のようになります。
installutil.exe hoge.exe
アンインストール
アンインストールする際は「/u」オプションを使います。
installutil.exe /u [サービスファイル]
サービスのデバッグ
Visual Studioメニューの [デバッグ] -> [プロセスにアタッチ] を選択するとプロセスの一覧が表示されます。
その中から対象サービスを選択し「アタッチ」ボタンをクリックします。
これでデバッガを使ってのデバッグが可能になります。
デバッガの自動起動
上記方法でも全く問題ないのですが、毎回アタッチするのは面倒ですよね^^;
System.Diagnostics.Debugger.Launch() を使うと、このメソッドが呼び出されたタイミングでデバッガ選択画面が表示されるようになります。
OnStart() の頭などで呼び出すようにすれば、毎回アタッチする手間を省略できます。
//==== デバッガ起動 ====// System.Diagnostics.Debugger.Launch();
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